【限定通販】しなやかきゅうり(第3期)を全国配送します

2017年7月1日に新規就農し、僕はきゅうり農家になることができました。農業未経験で知識も無い。それでも自分の想いを大切にすること、活動の先にある目的地とそこに至るまでの過程を発信してきました。

農業の事業計画に承認が下りた時

農家になって3ヶ月目に開催した収穫祭しなやかフェス、その2ヶ月後には講演活動を開始するなど1年目から多くの方に百姓しなやんの存在を知っていただけるようになりました。

農業以外での活動で注目されることも増えてきましたが、やっぱり今の僕が一番嬉しいことは自分が心を込めて作った #しなやかきゅうり を食べていただき、美味しいと言ってもらうこと。これに勝るものはありません。

しなやかフェス2018秋でしなやかきゅうりを食べる参加者の皆さん

しなやかファームがあるのは三重県四日市市上海老町。鈴鹿山脈を眺める自然が豊かな田舎です。

きゅうり栽培は収穫期に入ると身動きが取れなくなるほど忙しくなります。本当は足を使っていろんなところで直接お客様へ販売したい。ただ、それを日々のルーティンワークに組み入れる余裕は僕にありません。

そんな中、SNSを通じたり口コミが広がる事で僕を知ってくれた方から「きゅうりを送っていただけないですか」と通販のお願いをいただく事が増えてきました。

質問箱より。匿名でも数件問い合わせをいただきました。

これは本当に感激する状況で、誰が食べてくれるかを想像しながら収穫してお届けできるなんてまさに僕が実現したい「生産者と消費者の壁を壊す」そのもの。ただ現状、個人のお客様向けに通販の窓口を開放していません。

それは嬉しい気持ちとは裏腹にすべてのお客様に対応する事ができないからです。もちろん特定の誰かだけは販売して…という区別もしたくありません。

しなやかファーム

そんな考えもあり直接しなやかファームに来れない方からの要望はお断りせざるを得なかったのですが、昨年の第1作目が終えようとしていたころ。ちょうど今のような12月に「無理をしてでも最初に作ったきゅうりはやっぱりみんなに食べてほしい」そう思ったんです。

そこで昨年のクリスマス限定企画として最初の通販を実施。主旨は応援してくれている方に食べてほしい、それだけ。なのできゅうりの代金は頂かずに送料＋梱包代だけをお客様に負担いただくというものでした。そうしたら約3日間の受付にも関わらず約50名の方からご注文を頂いたんです。これには本当に驚きました。

2017年12月に3日間だけ実施した限定通販企画

その後、ご注文いただいた方から続々とツイートされる到着連絡に胸が熱くなったことを今でもハッキリと覚えています。何もかもが初めてだったので、発送作業がかなり大変でしたが本当にやって良かったと思いました。

そして2018年12月。第3期となるしなやかきゅうりが間もなくシーズンを終えようとしています。今回のしなやかきゅうりは過去最高の出来。収穫量も品質もこれまで以上に高い評価を頂けたし、自分でもよく出来たと思っています。日頃から栽培面でサポートしてくれているナスケン(@maruhonasu)、改めて本当にありがとう。

しなやかきゅうり第3期

そこで決めました。今年も最後に日本全国の方にしなやかきゅうりを食べてもらえる機会を作ろうと。ただ、前回と同じようにやっても僕らしくありません。

しなやかきゅうりには僕が農業を通じて実現したい「生産者と消費者を壊す」という想い、人生のミッション「家族を幸せにする」「人の役に立つ」という決意、それらを達成させるために「世界で最も影響力のある農家になる」という覚悟、「強く、しなやかに生きる」という哲学が詰まっています。

そして2019年、僕は世界へ挑戦します。

ここはきゅうり栽培のビニールハウスではありません。でも僕はこの場所の分析を行い土作りを始めます。世界で最も影響力のある農家になると言いました。それはリップサービスではありません。現代に言い訳など存在しない。未完成が生む余白は可能性のことだ。しなやかファーム、新章突入。 #しなやか米 pic.twitter.com/VUddzT190q

— しなやん｜百姓 (@shinayan_way) November 8, 2018

キーとなるのは稲作。しなやか米を作って、国内ではなくまず国外に照準を合わせて活動します。海外で評価を得た後に国内へ逆輸入する。そうすることで無名な産地の新たな販路開拓だけでなく、生まれ育ったこの地域に恩返しができるようなプロモーションをかけていきます。さらにその後の構想もすでにあります。

最初のチャレンジはシンガポールで、すでに具体的な準備に入りました。やるか、やらないか。勝算はありますのでぜひ過程の発信を楽しみにしていてください。

I'm toshiki , but call me Shinayan. I am a cucumber farmer in Japan. One of my dreams is to break the wall between consumers and producers so that I can become a farmer with more influence. This is my first tweet to pass national boarders. Thank you so much. #GoingGlobal pic.twitter.com/u0bseaudxV

— しなやん｜百姓 (@shinayan_way) October 14, 2018

他にもきゅうり・米の他に新たな栽培品目の登場や個人としてのスキルアップなど。しなやかファームとして、百姓しなやんとしても2019年は大きく成長する1年になります。

そこでお願いです。しなやかきゅうりを食べて僕の活動を応援してください。

12月18日(火)〜23(日)まで限定でしなやかきゅうり第3期の通販を行います。売上は全額、2019年に向けての新たな活動資金にさせていただきます。

今期は大晦日を最後の収穫日とする予定です。きゅうりの木々も役目を終える日が近付いてきて、収穫量もかなり落ちてきていますが、その分より1本1本のきゅうりを大切に感じています。しなやかファームは今年もたくさんのキッカケを僕に与えてくれました。

第3期最後のしなやかきゅうり、共感いただけましたらぜひお召し上がりください。