ありがとう|しなやかフェス2018秋

2018年10月8日、三重県四日市市上海老町のけんけんパークにて僕の主催する #しなやかフェス2018秋 が開催されました。

しなやかフェスとは僕が農家として実現し続ける「生産者と消費者の壁を壊す」という普遍的なテーマと「挑戦」をかけ合わせた #しなやかきゅうり の収穫祭です。

会場設営中に大きく伸びる飛行機雲が印象的でした。

開催日直前には大型の台風25号が接近して開催が危ぶまれましたが、心配が嘘のような夏日。強い風も無くまさに野外フェス日和となりました。こんな田舎に集まってくれたのは全国からなんと180名。

開催前、当日、そして開催後も続々と発信された皆さんの感想を見る前にまずは自分自身と向き合い、感謝の気持ちをブログで伝えます。

そもそもしなやかフェスって何??という方はまずこちらのブログを読んでください。第1回目が開催される前に書いた僕の想いです。

僕がしなやかフェスを開催する理由

2017.09.10

そして今回の開催概要はこちら。改めて情報量がもの凄い…

【開催決定】#しなやかフェス2018秋 申込概要|2018年10月8日(月・祝)四日市にて開催

代表を引き受けてくれた わいざん、ありがとう。

気付いたらこんなにモジャモジャになって…

何を差し置いてもまずこの人にお礼を伝えたい。わいざん(@yzan_travel)ありがとう。

しなやかフェスが生まれたキッカケ

しなやかフェスのアイデアが生まれたのはまだ僕にしなやんというニックネームが無い頃。しなやかファームも完成しておらず、きゅうりすらも作った事が無い時期に遡ります。

農家にとって一番嬉しい事は「我が子のように育てた作物を、生産者の想いを受け取った上で食べてもらい、そして美味しいと言ってもらうこと」だと確信していた僕は、自分が作ったきゅうりでそれを実現するんだと息巻いていました。

でも実際は農業界がとても閉鎖的で消費者との結びつきが見られない。素人の僕がいくら頑張って農業したってその壁を壊すのに一体何年かかるんだと。

そこで僕は考えました。すでに用意された環境で挑戦するのではなく、自分で新しく作ってしまえばいいんだ。

遠隔でご支援いただいた皆さんの名前が書かれたネームボード。 #工房すみへい の力作!

そこで僕はわいざんに相談したんです。普通にやっても普通にしかならないなら、普通じゃない事をやれば普通じゃない次元で伝わるはず。だから「フェスをやりたい」。

まだ1回もきゅうりを作った事の無い素人農家が相談する相手が、ベテラン農家仲間でもなければ県の技術指導員でもない、DJを始めたアフロのマーケティングコンサルタントって今考えるとちょっと面白い。

でも自信があったんです。

僕がやりたい事を加速させるヒントは全部わいざんが持ってるって。僕がしなやかフェスをやりたいっていうアイデアを投げたら「じゃあ100人集めよう」って。

今思い返してもスイッチが入ったのはその一言。

何となくやることだけを決めていた僕にわいざんが形にするためのゴールを設定してくれたことで物事が大きく前進していきました。これがはじまり。

しなやかフェスの歓喜と憂鬱

そして第1回目 #しなやかフェス 2017が開催。

台風が接近し外は大雨。直前に会場が屋内に変更となったものの当日の盛り上がりから参加者の方はもちろん、SNSでも大きな話題となりました。

この日集まってくれた70名との関係性は後の大きな財産となります。

2回目の開催となった #しなやかフェス2018春 は2DAYS。

初日は名古屋でフランス料理店を貸し切り、しなやかきゅうりのフレンチフルコース。2日目は今回と同じけんけんパークで野外開催。この日も最高の天気に恵まれました。

ただ僕はしなやかフェス2018春の最後に次回開催を宣言することは出来なかったんです。

それは僕自身の力不足によりフェス自体が赤字続きだったこと、そして春に関しては参加者の皆さんに余計な心配と迷惑を掛けてしまったから。

大義を掲げてしなやかフェスを作ったけど、これは究極の自分よがりじゃないかと思ってしまったんです。

しなやかフェスの憂鬱|僕がブログを書けなかった理由

2018.07.19

「じゃあ、俺が代表やるわ」

しなやかフェスが止まってから、いろんな人と話し合いをしました。

そしてその度に「しなやかフェスはもう僕のためだけのものじゃなくなったな」と思ったんです。みんなにキッカケを与えることができる、みんなのためのフェス。

もちろんわいざんからも「しなやかフェスやろう」と背中を押してもらいました。

更には僕のやりたい事をしっかり形にする、そして持続可能なしなやかフェスを作るために自らが代表をやると手を挙げてくれたんです。

その瞬間の写真がこれ。伝わりますでしょうか、今にも画面から飛び出して来そうなわいざんの意気込みが…

狂気にも感じられたわいざんの編集力×行動力

今回のしなやかフェスもこれまで同様、当日を迎える前から全員参加型で準備が進められていきましたが、巻き込み力が過去最高に凄かった

参加者の情報共有グループ、プロジェクト毎のグループ、そしてオープンブログと膨大な情報をまとめて発信してくれていたのもわいざんで、これはなかなかできる事ではありません。

しかも当時はわいざんも大きな仕事をいくつも抱えて超多忙な状況。それでも高いクオリティを保ったまま実行に移してくれました。

本人にも言いましたがほんとに狂気的だった…。こんな事できる人なかなかいないですよ。凄すぎて悔しいとも思わないくらい。

これまで見た中で最高のDJわいざんライブ

あかん、わいざんの事だけでブログが終わってしまいそうだ…。

と、書ききれないけど、わいざんが今回のしなやかフェスに想いを込めてくれていたことは伝わっていたし実際に行動してくれました。

フィナーレを迎える前のDJわいざんライブ。

前回の #しなやかフェス2018春は本人も不完全燃焼だと言っていた分、今回はめちゃくちゃ良かった。

何が良かったってわいざんが本当に楽しそうだったからです。会場の温かい盛り上がりも印象的だったなぁ。

しなやかフェスを楽しみに来てくれるこなちゃんも最高のパフォーマンスでした!

しなやかフェス終了後に書いてくれたわいざんのブログもグッとくる。改めてお疲れ様でした!そしてありがとう!

四日市の名もない農家が作ったきゅうりを、ただ食べて感想を伝えるだけのフェスが終わりました

農家ファッションショーの裏話

主催者なので僕しか書けない裏側のエピソードをブログに残しておきたい。まず伝えたいのはしなやかフェスに参加してくれた農家さんを集めて実施した農家ファッションショーについて。

農作業する際の服装にこだわっている農家5人がステージに上がり、ファッション披露&農業に対する想いを紹介するというもの。これが思った以上の反響があって嬉しかった!

タムタムのアイデアから生まれた企画

初回のしなやかフェスから太陽米と共に参加してくれたり遠隔支援してくれている北海道のタムタム(@TAMUTAMUyoko)。彼女から「こんな企画はどうだろう??」と連絡をもらったのがキッカケ。

最初はどんな風になるのか想像もつかなかったんですが、本当にやって良かった。それは皆さんからの反響だけではなく、タムタムが本当に喜んでくれたからです

「まさかこんなステージに立てる日が来るなんて思ってもなかった」

ステージを終えた後のみんな

農家ファッションショーが終わりステージ裏 に下がってからみんなで話していた時のこと。タムタムが目に涙を浮かべながら言うんです。

「農家に嫁いで20数年。まさか自分が農家としてこんなステージに立てる日が来るなんて…。」

それを聞いたアスパラ農家の奈緒美ちゃん(@zuiun_farm)とトマト農家の茜さん(@AngelAKANE1010 )はもらい泣き。みんな熱い…

タムタムはいつも自分を謙遜して表現したりするけどとんでもない。行動する人であり与える人。この時間はずっと忘れません。

新しい農家の時代がやってくる

僕が登場BGMに選んだハイスタの「ANOTHER STARTING LINE」は農家になることを決意した時に発売された思い出の曲。

一緒にステージに上がったナスケン(@maruhonasu)も話してたんですが、この5人の中で3人も女性がいるってそもそも凄くないですか??しかも全員既婚者。

農家って男性のイメージが強くありますが、こうして自分から農業を楽しみ、農業を表現し、農業を発信できる女性と仲間になれた事は物凄く大きな力になります。

みんな「この日の事はなにか新しいキッカケになるね」と話していたんですが、ほんとその通りだと思う。

農業をもっとお洒落に可愛くカッコ良くします。タムタム、みんなありがとう!

しなやかフェスで僕が一番うれしかったこと

僕が今回のしなやかフェスで、いや毎回一番うれしいのはやっぱりこれ。

僕が想いを込めて作った #しなやかきゅうり を僕の手から渡す事ができ、目の前で食べてもらい、そして美味しいと言ってもらえた事です。

そしてこの感覚になる度に「やっぱり僕は農家だな」って思う。そしてまた新しいチャレンジに向かうことができるんです。

ちなみに今回皆さんに食べて頂いたしなやかきゅうりは「勇翔(ゆうしょう)」という品種。

勇ましく翔べ。しなやかフェスのテーマともリンクするでしょ。

期待を超えていけ

しなやかフェス2018秋のテーマは「期待を超えていけ」。

これはしなやかフェス、参加する皆さん、そして自分の可能性に向けたメッセージでした。

僕はしなやかフェスが終わる度に新しい自分に書き換えられます。

しなやかフェス2018秋、一日通して本当に楽しかった。そして農業へのリスペクトを感じる事ができてめちゃ嬉しかった。

この日が皆さんにとって何かのキッカケになりますように。

次回、しなやかフェス2019春でお会いしましょう。

 

…というわけで

とてもじゃない、1回ではブログを書ききれませんでした(^^)

ひとまず。開催にあたって準備に協力いただいた実行委員の皆さん、参加してくれた皆さん、遠隔支援いただいた皆さん、そして僕のわがままに付き合ってくれた家族。

改めましてみんなみんなありがとうございましたーーーーー!

つづく

ABOUTこの記事をかいた人

しなやん

本名|阿部俊樹。顔と想いが見えるきゅうり農園しなやかファーム代表。生産者と消費者の壁を壊します。講演家、日本料理店 栄町かせう経営、セミナー講師、しなやかフェス主催など。百姓とは百の肩書きを持つマルチな実行者。しなやかさは僕の生き方であり強さの象徴です。人生のミッションは家族を幸せにすること、人の役に立つこと。三重県四日市市出身。三児の父。