年末年始の凛として厳かな雰囲気が大好きです。落ち着いて自分と向き合ったり、家族のことを考えたり、できるだけゆっくりと時間を過ごすようにしています。
いつから始めたのか忘れてしまったんですが、普段よく使うTwitterで #今日はしなやかに とハッシュタグをつけて毎朝ツイートするようになりました。なかなか1つの事を「続ける」という事が苦手なので、発信する大切さを実感するためにもやってみようと思い付きで。
これは毎朝起きたその時に感じたことを140字にまとめていて、特定の誰かや自分に向けてツイートしています。2017年はこの朝ツイートを元旦から大晦日まで365日更新することができたんです。途中「あれ、なんにも思い浮かばない…」という事もありましたが、もう完全に脳内ルーティンに入ったのでこのまま続きそうです。
そんな今日はしなやかにの今年最初のツイートはこちら。
人はいつでもなりたい自分になれる。それが叶わないとしたら原因は才能でも実力でも環境でもない、なれないと思い込んでいるからだ。やりたいことがあるだろう、行きたい場所があるだろう、守りたいものがあるだろう。衝動に嘘をつくな、未来を疑うな、期待を受け入れろ。己を貫け! #今日もしなやかに
— しなやん|百姓 (@shinayan_way) January 1, 2019
ちょうど深夜に発表した #しなやかフェス2019春 のテーマを「貫け」にしたので、それから連想するワードにしようと決めました。
大人になってから初めて趣味ができました
僕が必ず実現させる人生のミッションは「家族を幸せにする」「人の役に立つ」そして「強くしなやかに生きる」の3つ。農家としては「生産者と消費者の壁を壊す」という想いで活動しています。
ただ、どうしても感情が入りすぎているせいか印象が堅いというか。僕自身を表現する時に遊びが無いなと思っていたんです。実際にそれは言われることもあって、どうしたものかと。昔から仕事人間でのめり込んでしまうんですよね。だからここまで来れたのは間違いないんですが、もっと余白を持ちたい。
そんな堅物で無趣味な僕でしたが、37歳にしてやっと本業意外で打ち込める好きなものができました。それがカメラです。
SNSを本格的に活用するようになってから写真撮影が好きになったんですが、別にiPhoneさえあれば何の問題もありませんでした。十分キレイに撮れるし。
でも周りの友達がカメラで撮影しているのを何度か見ているうちに「僕も本格的な写真を撮ってみたい」と思いはじめました。正直これは自分でも驚きの感情だったんですが、衝動に従うのが正解だろうと。
ちょうどしなやかファーム第三期が終わりを迎える頃だったので、自分へのご褒美も兼ねて購入することに決めました。(なぜこのカメラを選んだのかは1月配信予定のPodcast #おみそしるラジオ 第2回でも話していますのでぜひ聞いてみてください)
僕は写真家になって写真展を開催します
このカメラを使ってやりたいアイデアがすでに幾つもあるんですが、その中でも最初に浮かんだこと。それはもう自分の事を「写真家」と名乗ることでした。
僕が素人のくせに「世界で最も影響力のある農家になる」と決めたことで道がどんどん開けている事と同じで、自分が思いつく「こうなりたい」を口に出すことで最も成長が早くなるからです。カメラに関しては趣味ですが、この好きという感情をとことん突き詰めてやろうと思います。
そんな事を話していたら、同じ上海老町でマルホ農園を経営するナスケン(@maruhonasu)も一眼レフを買ったり、
その流れに沿うようにすみへい(@sumihei)もGoProを買っちゃったり、
周りの仲間も熱量が高くなってきてめちゃくちゃ楽しい。ちなみに全員ド素人です。
僕は2019年中にどこかで写真家として写真展を開催し、同時にそこで僕の使った野菜を販売します。好きが詰まった世界観と僕のミッションを掛け合わせた時にどんな体験が生まれるのか今から楽しみです。
面白いことにすでにこの場所でやってください、みたいな話をもらってたり。発信するって凄いですね。
勇気と覚悟があればプロフェッショナルだ
初日の出を体いっぱいに受けるたびに、なぜ作物にとって太陽の光が重要であるのかが分かります。じわりじわりと芯から温められて、よしやるぞ!という成長意欲が湧き出てくる。紛れもない偉大な存在です。
2019年はすでに決まっている大きな取り組みが沢山あって、さらにやりたい事も加えると凄いボリュームになる。その中には農業と直接関係のないものも沢山あるけど「僕には〇〇だから〇〇をしなければならない」という固定概念はありません。
仕事だろうが趣味だろうが遊びだろうが、やりたい事には全力を注いで結果を取りに行く。もしアマチュアとプロの定義があるとしたら、それは実績でも他人からの評価でもない、自らがそれを名乗る勇気と覚悟だと思う。
だから僕は何にでもなれるし、そのタイミングすらも自分で決めることができる百姓です。そう。人はいつだってなりたい自分になれるんだ。